住宅詐欺に気を付けろ!
ドイツ都市部での住宅難はシャレにならないって本当?!
それはもう、住宅難の域を超えて住宅地獄です。
べルリナーたちも「家賃が高くなった!」「全然家が見つからない」と文句いっていますが、さらに外国人、フリーランスなどの属性がプラスされれば、地獄といっても過言ではないのです。駐在の場合は2,3年と滞在期間が限られているのが長期で貸したい大家さんにとっては問題点となります。
そんなこんなで、お問い合わせで最も多いカテゴリーの一つはベルリンやミュンヘンで家を探してください!全然家が見つからない!助けて~という叫びなのですが、結局は運と根気の力業です。
ドイツでの住宅探しは運任せ?
まずは運。こればっかりは自力ではどうにもなりませんね。
ベルリンでは取引させてもらっている大家さんが何人かいますが、その物件が空いているとはかぎりません。お問い合わせが多すぎるのでみなさんが入居できるわけではないんですね。タイミングが合えば、即契約可能なお部屋も紹介できます。
質より量の家探し
もう一つは力業。
ひたすらインターネットに掲載されている物件に応募したい旨メールを送りましょう。
ベルリン在住8年のアメリカ人の友人が最近ベルリン内で引っ越しました。「どうやって見つけたの?」と聞いたところ、PCを一日中立ちあげておく→不動産のインターネットサイトを1.2時間おきに更新して、新しい募集があったら速攻メール、、ということを繰り返していたそうです。まさにチカラワザ!
ベルリンやミュンヘンといった大都市での家探しはスピード勝負です。
例えばインターネットに月500ユーロ以下のお手頃シェアルーム情報が掲載されるとします。そうすると半日で50-100件以上の申し込みがあるそうです。
次に入居してくれる人を探すインターネット広告を出した際、電話番号を載せてしまったら電話が一日なり続けて大変だったので電話の電源を切ったという話も聞きます。
まず、応募のメールを読んでもらって返事をもらうには、とにかくすぐにコンタクトを取ることが重要です。100人目の応募者だとしたら、メールさえ開封してもらえませんよ!
インターネットで住宅情報をゲットするには
代表的なインターネットサイトをいくつかご紹介します。
まずは一番代表的なScout24
同じようなサイトでImmoweltというのもあります。
シェアハウスなら
意外と知られていないのがこちら。ebayという個人で売買をするサイトですが、家の売買、賃貸も探せます。ただ、普通の個人とのやりとりになるので英語が通じないことがあるなどの問題はあるかもしれません。
都市別でいえばミュンヘンならこちら。
ベルリンやポツダムならこちらとなっています。
住宅詐欺に気をつけろ
これだけ需要があると、良からぬことを思いつく輩が出てくるのは当然かもしれません。
手口は同じような感じです。
「私は今外国に住んでいるので事前に見学はできない。鍵は友人に託してあるから、まず敷金を振り込んで!」というものです。
もしあちらが振込み手段としてマネートランスファーのWestern UnionやMoney Gramを指定してきたら危ないかもと思ってください。安心させるためにスカイプで話したりすることもあるようです。メールの文面などもとても親切でベルリンで部屋が見つからず藁にもすがりたいという心の隙間に付け込まれないようにしてください。
一番いいのは見学に行って実際に大家さんにあったり、現在の住人に話を聞くことです。
詐欺対策としてはもちろん、契約ゲットしやすくなるコツとして、内覧時にドイツ語が話せる人を連れていくというのは結構大切です。言葉も習慣も違う外国人はインターナショナルな大都市といえど、少し警戒されている感は否めません。でもドイツ語を話す人を連れて行き、何かあったら間に入って連絡できる人がいると思われるのはプラスでしかありません。
まだ日本にいるから見学は無理、ドイツ語ができる友人もまだいないし・・という人はご連絡ください。内覧代行、同行いたします。